パートナーの不審な行動や家族の素行に悩み、専門家の力を借りたいと考えていても、「調査を頼むこと自体が違法にならないか」「あとから自分が訴えられるのではないか」と不安を感じる方は少なくありません。

しかし、正規の手続きを踏んでいる探偵の調査は法律で認められた合法な業務です。違法と合法の境界線を正しく知ることで、法的リスクを避けながら安全に問題解決を目指せます。

この記事のポイント

  • 正規の探偵が行う尾行や張り込みは探偵業法で認められた合法な業務
  • GPSの無断設置やスマホの覗き見は違法になるリスクがある
  • 違法な手段で集めた証拠は裁判や交渉で使えない可能性がある
  • 依頼先選びでは公安委員会への届出証明書の有無を確認する
  • 違法調査を行わない専門家を選ぶことで法的トラブルを防げる

探偵の調査自体は違法ではない

探偵に調査を依頼することに後ろめたさを感じる方もいますが、探偵の調査活動は原則として合法です。

探偵業法で認められた正当な業務

探偵の活動は「探偵業法」に基づいて行われています。正規の探偵事務所は、営業前に管轄の警察署を通じて公安委員会へ届出を行っています。

届出を済ませ、法律の範囲内で調査を行っている業者であれば、その調査は正当な業務として扱われます。

尾行・張り込み・聞き込みは合法的な調査方法

探偵業法で認められている主な調査手法には、尾行、張り込み、聞き込みがあります。

ただし、これらは対象者のプライバシーや平穏な生活を不当に害さない範囲で行う必要があります。訓練を受けた探偵だからこそ、合法の範囲を見極めながら証拠収集を進めることができます。

自分で調べる場合と探偵に依頼する場合の違い

自分で調べる場合

費用は抑えられますが、焦りや感情からGPSの無断設置、スマホの覗き見、無理な尾行などに踏み込んでしまうリスクがあります。相手に気づかれ、証拠を隠される恐れもあります。

探偵に依頼する場合

探偵業法に基づき、合法的な手法で証拠を収集できます。費用はかかりますが、法的な安全性と証拠の有効性を確保しやすい点が大きなメリットです。

一人で悩まず状況を整理することが大切です。自分で調べるリスクが不安な方は、専門家のサポートを検討してみてください。

探偵や依頼者が法に触れる違法な調査の具体例

探偵業が合法であっても、どのような手段でも許されるわけではありません。調査方法が行き過ぎると、探偵だけでなく依頼者にも責任が及ぶ可能性があります。

GPSの無断設置

対象者の車や持ち物にGPS機器をこっそり設置する行為は、ストーカー規制法違反やプライバシー侵害に問われるリスクがあります。

夫婦間であっても、相手の同意なく位置情報を取得し続けることは違法と判断される可能性があります。「GPSを付ければすぐにわかる」と安易に提案する業者には注意が必要です。

スマホやSNSの無断閲覧

配偶者や家族のスマートフォン、パソコン、LINE、SNSアカウントに無断でログインする行為は、不正アクセス禁止法に抵触する可能性があります。

パスワードを勝手に入力する、盗み見た情報を保存する、といった行為は調査目的であっても許されません。

住居侵入・盗聴・盗撮

証拠が欲しいからといって、他人の敷地や住居に無断で入れば住居侵入罪に問われる恐れがあります。

また、盗聴器や隠しカメラの設置、執拗なつきまといなども、軽犯罪法や迷惑防止条例に抵触する可能性があります。

自分でできる確認と違法にならない行動範囲

  • 相手のスマートフォンを勝手に操作しない
  • 同意なくGPSやボイスレコーダーを忍ばせない
  • 共有スペースに置かれたレシートや明細を自然な範囲で確認する
  • 帰宅時間や外出予定の変化をメモする
  • 感情的に問い詰めず、冷静な態度を保つ

証拠収集に不安がある場合は専門家への相談を検討しましょう。

違法な調査を依頼してしまった場合のリスク

証拠が裁判や交渉で無効になる可能性がある

不正アクセス、住居侵入、違法なGPS設置などで得た情報は、違法収集証拠と判断される可能性があります。

その場合、高額な調査費用を支払って得た証拠であっても、慰謝料請求や離婚交渉で使えなくなる恐れがあります。

依頼者自身が損害賠償請求される恐れがある

違法な調査によって対象者の権利を侵害した場合、実際に調査した業者だけでなく、依頼者自身も法的責任を問われる可能性があります。

本来は被害者であるはずの依頼者が、逆に損害賠償請求や刑事告訴を受ける立場になることもあるため、依頼先選びは慎重に行う必要があります。

探偵への相談が必要なケースと判断基準

以下に当てはまる場合は、無理に自分で調べようとせず、専門家への相談を検討しましょう。

  • 相手の警戒心が強く、自分で調べるとバレそうな時
  • 客観的で確実な証拠が必要な時
  • 慰謝料請求や離婚調停など法的手続きを見据えている時
  • 精神的な負担が大きく、自分で事実関係を追うのが辛い時

アイデアル探偵事務所では調査に関するご相談を受け付けています。まずは状況を整理するところから始めましょう。

合法で信頼できる探偵の見分け方

公安委員会への届出証明書を確認する

正規の探偵事務所は、必ず管轄の公安委員会へ届出を行い、探偵業届出証明書や届出番号を取得しています。

公式ホームページの会社概要に届出番号が記載されているか、事務所に標識が掲示されているかを確認しましょう。

違法な調査を断るか確認する

優良な探偵事務所は、GPSの無断設置、不正アクセス、別れさせ工作などの違法・不適切な依頼を引き受けません。

相談時に「違法性のある調査はできません」と明確に説明してくれる業者は、信頼性を判断するうえで安心材料になります。

契約前の説明が丁寧か確認する

探偵業法では、契約前に重要事項説明書を交付し、調査内容や料金、契約条件を説明することが義務付けられています。

料金体系や追加費用、調査が失敗した場合の対応まで丁寧に説明してくれるかを確認しましょう。

費用の目安

探偵への依頼で気になるのが費用です。以下は一般的な浮気・素行調査の費用目安です。

時間制プラン

調査員2名の場合、1時間あたり1万5千円〜2万5千円程度が目安です。短時間で結果が出そうなケースに向いています。

パック料金制

20万円〜50万円程度が目安です。長時間の張り込みが必要な場合や、総額をあらかじめ確定させたい場合に安心です。

成功報酬制

着手金0円〜数十万円に加え、証拠が取れた場合のみ報酬が発生するプランです。ただし、何をもって成功とするかを契約前に必ず確認しましょう。

見積もりを依頼する際は、追加費用の有無や交通費などの経費が含まれているかを確認することが重要です。

探偵へ依頼する前の確認事項

  • 公安委員会への届出番号が記載されているか
  • 事務所に探偵業届出証明書や標識が掲示されているか
  • 違法な調査は行わないと明言しているか
  • 契約前に重要事項説明書を用いた説明があるか
  • 見積書に料金の内訳が明記されているか
  • 調査失敗時の対応やリスクも説明してくれるか

探偵調査に関するよくある質問

Q. 夫婦間であっても、勝手にスマホを見るのは違法ですか?

A. 違法になる可能性があります。夫婦間であっても、相手のスマホに無断でログインする行為は、不正アクセス禁止法やプライバシー権の侵害にあたる恐れがあります。

Q. 探偵に頼んだことが相手にバレた場合、訴えられますか?

A. 探偵が合法的な手法で調査している限り、依頼したこと自体で訴えられる可能性は高くありません。ただし、違法な手法を使っていた場合は注意が必要です。

Q. 調査の相談だけでも費用はかかりますか?

A. 多くの探偵事務所では、初期相談や見積もりを無料で行っています。まずは無料相談で状況を伝え、信頼できる業者かどうかを判断しましょう。

まとめ

探偵が行う調査は、探偵業法に基づいた合法的な業務です。しかし、GPSの無断設置やスマホの覗き見など、一線を越えた調査手法は違法となる可能性があります。

違法な手段で集めた証拠は無効になる恐れがあり、依頼者自身が不利益を受けるリスクもあります。

だからこそ、公安委員会への届出を確認し、違法な調査をきっぱり断る優良な専門家を選ぶことが重要です。

調査の必要性は状況によって異なります。不安や疑問がある場合は、アイデアル探偵事務所へご相談ください。